まほうとまほう

・小箱のサイズ　約　６．３ × ３．５ × ２．５ cm

「私は、この中にオバケを飼っています。
・・・見たいですか？」

そう言って、あなたは小さな黒い箱を取り出し、
引き出しを開けて見せます。

中には・・・何もありません・・・空っぽです。

「・・・ん？見えないですか？
・・・実は私にも見えません。何せオバケですからね。」

すると・・・

何と！

手の上で箱がズズズっと、動き始めるのです・・・！

「ほら、中で暴れているでしょう？」

さらに箱は独りでに立ち上がり・・・

ついには、引き出しがゆっくりと独りでに開いてきます・・・！

「・・・おや？何か入っていますね。
どうやらオバケからの手紙のようです。
どうぞ。広げてみて下さい。」

そう言って相手にオバケの手紙を渡します。

手紙を広げると
そこには「おめでとう！」の文字が・・・！

「そうだ。今日はあなたのお誕生日でしたね！」

姉妹品として
ディズニーの【ナイトメア・ビフォア・クリスマス】バージョン
もあります。

マジックの用具や内容は全く同じですが
小箱のデザインが右のようになっているのと
付属のメッセージ（手紙）の内容が異なります。

通常版の「ゴーストペット」とともに、お好みでお選び下さい。

「見えないお化け」という題材は、相手の興味を引き、面白く演じられますので、マジックでは度々登場する演出です。
（こういった演技がウケルのは子ども相手だけでなく、大人相手でも・・・ですよ！）

この用具は、見えないオバケの「動き」を小箱を使う事で表現し、さらに「空っぽだった箱から品物が現れる」というクライマックスを加えた、ダブルのトリックになっています。

実は「動く小箱」と「品物が出現する小箱」のトリックは、元は別々のマジックなのです。

この全く異なる２つの機能を１つの小箱に持たせ、両方のトリックを行なえるようにした・・・
これだけでも道具として価値あるものですが、一連のストーリーで２つをつなげる事により、相乗効果で、とても面白いマジックに仕上がっています。
（しかも、「動く小箱」のトリックは改良が加えられて従来の同種トリックよりも演じ易くなっています。また、最後は引き出しを完全に抜き出し、小箱の中を相手に見せる事もできます。 ）

不気味にズズ・・・ズズ・・・と動く小箱は、まさにオバケが中で動いているかのよう・・・
そして立ち上がり、さらには独りでに引き出しが開く・・・という信じられない動きの直後に、続けて目に飛び込んでくるのは、空っぽだったはずの引き出しにオバケからの贈り物・・・
この一連の現象は、まさに「見えないオバケ」を想像させる説得力を持つ見事な連携です。

最後に出現させるものを、「好きなメッセージ」から「好きな品物」まで、自由に変更できる点も魅力。
あらゆる場面での演技に対応できます。

「あなたのカードはハートの６」　とカード当てに。
「コ・ん・に・チ・は」　と、オバケの挨拶。
「タンスの上から２番目の引き出しに・・・」　と書いておき、そこを開けるとプレゼントが入っている！
・・・といった、プレゼントをあげる時の面白い演出に。
などなどメッセージの変更だけでも色々使えます。

２つの不思議現象に加え、あなたのアイディア次第で、さらに素敵なクライマックスを演出できる、ついつい、色々考えたくなる用具です。（＾＾）